『香港仔』観ました。

古天樂(ルイス・クー)、梁詠琪(ジジ・リョン)、曾志偉(エリック・ツァン)、楊千嬅(ミリアム・ヨン)、吳孟達(ン・マンタ)、吳家麗(キャリー・ン)、李汶桂、蔡潔(ジャッキー・チョイ)、陳靜(ダダ・チャン)、余文樂(ショーン・ユー)、杜汶澤(チャップマン・トー)、鄭希怡(ユミコ・チェン)等出演。彭浩翔(パン・ホーチョン)監督作品です。

数ヶ月前から予告編が出ていて非常に楽しみにしていたこの映画。超ドローカルな香港を描いています。場所は主に香港島ですが、物語の基点になるのはタイトル通り、香港仔。英語、日本語だとアバディーン、です。まだMTRも繋がっていないので旅行者には馴染みが無いでしょうが、海鮮料理で有名なJUMBOレストランがある辺り、といえばわかるかも。

元々香港仔は水上生活者が多い地域でした。主人公の一人、吳孟達演じる坊さんも、その家系。つまり貧困家庭出身という設定。奥さんと死別した坊さんとその恋人、坊さんの娘、息子達の家庭で起こる、小さな問題達を、丁寧に描き、最後は小さな幸福でハッピーエンド。

ちょこちょこ挟まれる小ネタで観客を笑わせ、最後はしんみり幸せ、というのは80年代の香港映画でもよく見られた気がします。昔からの香港映画ファンには、とても楽しめる作品だと思います。