香港の民主化デモについて その7

香港行政長官「選挙を民主化すれば貧困層に決定権」:The Wall Street Journal

この記事、釣りタイトルじゃありません。釣りだったら良かったのにと思うくらい。一部抜粋。


梁長官は、住民が立候補者を指名するならば、平均月収1800米ドル(約19万2600円)以下の住民が選挙プロセスを支配する恐れがあると警告した。同長官は「住民が代表者を選ぶようになれば、香港の住民の半分を占める月収1800ドル以下の所得層が決めることになる」と述べた。

おおーい、本音かもしれないけど一応現役行政長官がそんなこと言っちゃだめでしょー。火に油、どころかガソリン撒いたようなモノ。『佔領中環』が始まってから失言続きの梁振英ですが、これが一番マズイのではないでしょうか。香港政府はPR担当つけてないのかな...。危機管理が全然出来てないです。

本日香港時間で18時から嶺南大学学長の鄭國漢教授がモデレータになって學聯(学生グループ)と政府代表で初めての対話が開かれます。梁振英は出てこないのですが、この対話が今回の『佔領中環』における1つのマイルストーンになる事は間違いないでしょう。

ちなみに鄭國漢教授はチョイ前まで香港科技大学商学部のActing Deanで、僕がMBA在籍時にマクロ経済学の授業を担当されていました。今回テレビで本件知ってビックリ。観たことある人がなんかしゃべってるな~と思ったら...。