香港の民主化デモについて その8

香港にいる外国人(自分含め)にとっての今回のデモはどういうことになるのか、考えてみました。

僕ら外国人に出来る事は以前英語で書いていますが、「時代の目撃者」になること程度。積極的に『雨傘革命』に関わるべきでないと考えます。それは「香港の未来は香港人達が選び、創り上げるべきもの」という考えに基づきます。

今回のデモによって2017年の行政長官選挙にどのような影響を与えるかはまだ分かりませんが、高い確率で「何も変わらない」ということになるのではないかと思っています。また2047年7月1日以降「一国二制度」がどうなるかについても、中国の制度に寄せられるだろうなと、個人的には考えています。

そうなった場合、自分達外国人の居場所というのがどうなるのか気になるところ。現在香港永久居民権申請中で結果が出ていませんが、仮に永久居民権が取れたとしてもそれは香港基本法に基づいた権利であり、中国法に切り替わる時にそれが保全されるのか、停止されるのか、わかりません。そういう状況なので香港の制度に中国が変わってくれた方が個人的には嬉しいですが、まずありえないでしょうね...。

また『雨傘革命』支持不支持で香港人の中でも意見が割れていて、それが元で友達やカップル、家族関係に影響が出ているという話もちらほら聞きます。個人的には(これまでのblogの記事で読み取れると思いますが)僕は学生達を支持しています。但し金鐘占拠に関してのみ。

旺角占拠については、「意味」はあるのかもしれない(警察人員を分散させて金鐘占拠強制排除を避ける)かもしれませんが、「意義」が見えないから反対です。銅鑼灣も同様。金鐘に集中すべきだと思いますが、そもそも金鐘以外は學聯(学生グループ)とは関係なく自然発生したもののようで、統率が取れていない状況。リーダー不在のため、止めようにも止められないんだろうと思います。

こちら旺角名物になっている!?関羽廟

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MTR旺角駅出口がメディア用の特等席に...。