3nd Module begins!

今日からHKUSPACEでのCertificate in Legal Studyにて3つ目のモジュールが始まりました。今回学ぶのは香港基本法。

また新しい教授が出てきてのこの授業。実はこの英国人教授がプログラムディレクターとのことで、最初の30分を使ってプログラム構成や試験のティップス等を話してくれました。

この一つ前のモジュール、Obligationsは本プログラムの中で最も難しく、試験でも落とす人が一番多いモジュールだそうで。誰もが難しいと感じただろうけど、と教授が言ったところで多くの学生(僕も含め)が苦笑していたので、やっぱりみんな難しいと感じていたのか、とちょっとホッとしました。僕だけついていけてなのかと不安だったので...。

さて香港基本法。これは香港における憲法であると同時に、中国人民共和国憲法からすると下位法となります。初回の授業なので香港基本法の成り立ちから始まったのですが、非常に興味深かったのは香港返還時に適用された『一国二制度』が香港基本法でしっかり謳われていること。コンセプトだけ存在するのかと思っていましたが、きちんと法で規定されているのでした。

また香港基本法は1984年にイギリスと中国の間で結ばれた中英共同声明の9割を下敷きに作られているというのも、非常に興味深い話でした。雨傘革命時、中国高官が中英共同声明はもはや無効、と言った言わないなんて話が出ていましたが、これが無効でもその精神と9割の条項が香港基本法に受け継がれているため、それほど大きな問題ではないということも分かりました。

ということで、前モジュールよりは比較的わかりやすく、また政治経済にも絡んでくる話が多く、非常に楽しいモジュールとなりそうです。