『肩書き捨てたら地獄だった - 挫折した元官僚が教える「頼れない」時代の働き方』読了

以前読んだ本の後に刊行された、官僚辞めた後のお話。

順調に官僚後の生活が始まったのかと思いきや、実際には相当大変だったようで、その時の苦労話が本の前半を占めます。

後半はその経験を元に、ゆるやかなパートナーシップを使った自立方法を説いています。日本でもだいぶ前に有限責任事業組合に関する法律が整備されていますが、こういうものを利用して会社組織よりも緩い繋がりで繋がりつつ、プロジェクトベースで仕事をしていく、というのは以前MBA友の会にいらした橋口さんが本で書いていたのでよくわかっています。しかし2014年出版の本書ですらパートナーシップのすすめを書いているということは、まだまだ全然根付いていないのだなぁと思いました。

自分で読んでおいてなんですが、自分探しをしている大学生から20代くらいの人には気付きの多い本かなと思います。