元マイクロソフト社員による、80年代から90年代のマイクロソフトの動きを綴った本です。
MSXというアスキーの西さんが提要した家庭用パソコン世界標準規格を巡る話と、初期のWindows(Windows 95前夜)の話を中心に、デファクトスタンダードを生み出す要素について纏めています。
MSXは僕が初めて買ってもらったパソコンでもあり、また初期のWindowsを巡る話は当時から様々な記事を読んでいたのである程度知っていましたが、中の人が書くここまでのドタバタ劇は、非常に新鮮で面白く読めました。
マイクロソフトがまだ世界最大のソフトウェア企業になる以前からパソコンを親しんできた自分は良い時代に生まれたのかも、と思うくらい、面白い内容です。Kindle版が手に入るので興味がある方は是非。
マイクロソフト戦記―世界標準の作られ方 (新潮新書)
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トム佐藤
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