リー・クワンユー死去

香港国際空港に着いてすぐに知ったのが、数日前から危篤だと噂されていたシンガポール建国の父、リー・クワンユー死去のニュースでした。

日本国内での反応は薄いようですが、リー・クワンユーの功績は本当に素晴らしいものです。その辺りはご本人の回顧録を読めばよく分かります。

シンガポールが独立したのは自主的な意思ではなく、マレー連邦から中華系が多いシンガポール州を疎まれて追い出されたのが始まり。本当はマレー連邦に留まりたかったのにやむなく独立させられ、何もない小さな都市国家を50年余りで世界でも有数の先進国家に成長させた手腕は、もちろんリー・クワンユー一人だけの力ではないにしても、彼の強いリーダーシップと卓越した先読みの力の賜物だと思います。

奇しくも今年の8月でシンガポール建国50周年。あともう少し長生きしていたかっただろうな...と思います。ご冥福をお祈りいたします。