『社長のテスト』読了

2回目の起業を果たした経沢香保子さんがblogで紹介されていたので読んでみました。

社長の右腕、怪しい投資家、社長と、それぞれの立場から章立てされていて、最後は1つの結論へ繋がっていきます。社長として企業をどう管理していくのか、どうあるべきなのか、という事について色々な気づきがあるビジネス小説です。

個人的には(特に香港では)社長になるのは簡単で、2万香港ドル(日本円で30万円)程現金があれば数日で登記完了、社長になれます。なので社長になれるのかどうかは問題ではなく、どのタイミングでどのような目的を持って社長になるのかが、より大事だろうと思っていました。この小説はまさにその辺りを複数の視点で上手く描き出していると思います。

社長のテスト (日経文芸文庫)
山崎 将志
日本経済新聞出版社 (2013-10-25)
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