大阪都構想、夢破れる

大阪市民にも府民にもなったことはありませんが、何かとご縁があり良く訪れた街なので、それなりに興味関心を持って住民投票の結果を見守ってました。

結果からいうと、本当にわずかな差で反対側の勝利。今回の結果は民主主義の良い面悪い面が見事に現れたなと思いました。

70代だけみると反対に投票した人が6割で、他の世代は大体拮抗しているか賛成投票が若干上回るとのこと。その結果だけシルバーデモクラシーと揶揄するのは早計。各世代別の投票率も重要ですからね。一言でいうなら、若年層を中心とした無関心層の取り込みが両陣営とも上手く行かず、僅差で反対側の勝利、というところでしょう。

そうはいいつつも、これまでの大阪の地方選挙における投票率は30%台だったらしいので、今回は相当関心が高かったという見方も出来ます。大阪市民は自分達でこの決定を掴んだので、あとは責任持って大阪都構想以外の方法で大阪をより良くしていってもらうことを期待します。

また橋下市長は潔く負けを認め、現在の任期満了に伴い政治家を辞めるとのこと。彼自身が認めているように、彼のような独創的な人は政治家向きでは無く、改革が必要なときのリリーフ選手なんでしょう。賛否両論あるんでしょうが、僕は今の国政の政治家の皆さんが彼から見習うべき点は多くあると思いました。

しかし大阪の人だったら、おもろそうやから一回やってみよか、なんて感じで大阪都構想試してくれそうな感じでしたが、そう軽くはないですわね...。