これがデビュー作というのだから恐れ入りました。中国残留孤児というテーマをベースにした小説。
主人公は後天性の盲目者で、家族と折り合いが悪い頑固者。その彼がふとしたことから残留孤児だった兄が実の兄弟では無いのではないかと疑い始め、あらゆるモノが猜疑心というフィルターをかけて見てしまいます。
最後は意外な結末であり、それなりにハッピーエンドで、救われた気分で読み終えられます。今後の作品にものすごく期待出来る作家が現れました。
徒然に語っていきます。2007年9月から2009年3月まで香港科技大学(HKUST)へMBA留学。2009年4月以降香港に定住しました。
これがデビュー作というのだから恐れ入りました。中国残留孤児というテーマをベースにした小説。
主人公は後天性の盲目者で、家族と折り合いが悪い頑固者。その彼がふとしたことから残留孤児だった兄が実の兄弟では無いのではないかと疑い始め、あらゆるモノが猜疑心というフィルターをかけて見てしまいます。
最後は意外な結末であり、それなりにハッピーエンドで、救われた気分で読み終えられます。今後の作品にものすごく期待出来る作家が現れました。