第24回参議院選挙が公示されたので、行ってきました在外投票。といっても行ってきたのは今週月曜ですが。
国内でまだ選挙に行っていない人、今までも行ったことが無い人にはぜひ以下のblogを読んで頂きたい。
選挙に行かないあなたには、日本が他の国に言って戦争をする国になっても文句を言う権利はない:Life is beautiful
僕個人としては、連続2回の国政選挙を放棄した人は公民権の停止に留まらず、あらゆる公的サービスを受けるのを停止したらいいのだと思ってます。例えば国民・社会保険、年金等から、図書館の利用等まで。
まぁ罰則がないと選挙に行かない、というのは国民の意識の低さを示していて非常に残念ですが。
僕は今回で在外投票7回目。ということで欄を全て使い切ってしまいました。
MBA留学中は交換留学もあり、選挙登録をしなかったのです(登録から3ヶ月しないと有効にならないので、あちこち国を超えて引っ越す事考えて)。定住確定した2009年に在外投票し始めたわけです。2回目は出張時に上海の領事館で投票したっけ。
そんな思い入れもあるこのカード。投票後自動的に領事館の事務方に呼ばれて新しいのを再発行手続き。それに伴い取り上げられてしまいました...。ちょっと待ってください、と言い写真だけ撮らしてもらいましたが...。
さて今回Twitterで知ったのが、『支持政党なし』。比例代表の投票時に『支持無し』等と書くと『支持政党なし』に一票が行くのだとか...びっくりしました。選挙制度を悪用してるなーと思って注意深く投票してきましたよ。
しかしその後この政党の事を調べてみると、代表の方がかなり念入りに日本の選挙・投票制度を勉強しているようで、色々仕込んでいたのがスゴイ。まず投票所で提示される立候補者・政党が必ず右か左に寄ってのるように、公職選挙法に則った上で登録しています。確かに候補政党名がずらっと横一列に並んでいて、端っこに『支持政党なし』ってあったら、ついそういう選択肢が用意されているように思えるもんね。
それから選挙ポスターを貼る掲示板がスゴイ!
支持政党なしの四連ポスター、現物を視認。候補者の名前もなく、堂々と〈政策一切なし〉の字が踊る。まさにこの国の混沌を象徴するかのような光景ですね。 pic.twitter.com/AEjzuvYFiR
— 松井計 (@matsuikei) 2016年6月26日
まず選挙ポスターに候補者の名前も顔写真もない。これまで選挙ポスターはどれも似たような構図になっていたので、公職選挙法等で細かい指定があるのかと思いきや、最低限守るべきルールがあるだけ。だからこのポスターで何も問題が無い。
その上張り方が横一直線に4候補者分!これも意図的で、選挙ポスターの貼られる場所は実は抽選で決まるとのこと。この政党は抽選が始まった後にポスターを申込、抽選順で順序が全て決まった後にこの政党の4候補者の位置が自動的に決まったとのこと...。
彼等は実際政策は一切なく、各議題をインターネットを通じて政党支持者から直接投票を募り、多数決を取ってその結果を国会で投票するのだとか。一部ではあるけど直接民主主義を取る、という事なんでしょう。別途書こうと思っているBrexitじゃないけど、本当にそれが機能するのか...。それにしても色々考えてるなーと思いました。単なる悪のりじゃないみたい。供託金だって馬鹿にならないだろうし。