南シナ海仲裁判決とその後

ちょっと時間が経っていますが、南シナ海の領有権を巡ってフィリピンが中国を提訴した国際裁判、フィリピンの完勝という内容でした。

中国敗訴なのは大方の予想通りでしたが、九段線も認めないというかなり画期的な判決。当然中国は無視であり、ここまでは判決共々予定調和。

中国側の発表では60ヶ国が中国を支持してその領有権を認めている、とのことでしたが、実際にはそうでもないようで...。

ARBITRATION SUPPORT TRACKER:ASIA MARITIME TRANSPARENCY INITIATIVE

さてここからが課題。中国の大反発は織り込み済みとはいえ、その後の行動に関しては色々予想が出ています。今すぐフィリピンへ軍事行動、ということはないでしょうが、経済政策等アメとムチを使い分けてフィリピンを攻略しようとし、それでも上手くいかなければ...どうなるか。その辺り、いくつか示唆に富むまとめのサイトを以下にリンクしておきます。

南シナ海仲裁判決、中国の「次の一手」に備えよ:日経ビジネスOnline

中国、ハーグでやられたら沖ノ鳥島でやり返す:日経ビジネスOnline

南シナ海であらわになる中国外交の「本性」〜国際法など知ったことか!:現代ビジネス

仲裁裁判所の判断が中国を追い詰める:ニューズウィーク日本版

中国は今回の判決は日中の謀略であるとも言っているので、日本は無関心ではダメです。何らかの手を打っていく必要があるでしょうね。