香港は誰のものか

NHKオンラインで放映されたドキュメンタリー『香港は誰のものか』をネットで見ました。


ETV香港は誰のものか by tvpicup2016

主に本土派の若者候補者達を中心に、2016年香港立法會選挙結果発表までの期間で構成されています。

興味深いのは、当選直後のインタビューで梁頌恆が以下のように答えているところです。

インタビュアー:あなた自身の意見として独立を訴えますか?
梁頌恆:言葉を選ぶので数時間ください。この話題は今は話せません。
インタビュアー:取り消しを心配している?
梁頌恆:もしかしたら宣誓の後で様々な理由によって私の資格は剥奪されるかもしれません。

まさに彼が当選直後から懸念した状況が起こりつつあります。個人的にはそこまで予期していたなら、脇の甘いやり方は止めるべきだったと思います。宣誓自体を無難にこなしても、結局後からなにかしらの難癖つけられて資格剥奪、となった可能性は否定しませんが、自らそのネタを敵に提供するのは戦略として誤りだろうと思うのです。

現在は中国全国人民代表大会(全人代)による香港基本法解釈に従って処置が決まる方向になりつつありますので、引き続き状況を見ていきます。