大方の予想通り、本土派の梁頌恆、游蕙禎2名の議員資格が剥奪されるという判決が高等法院で出されました。
'We were democratically elected': Yau Wai-ching hits back as court rules lawmaker seats vacant: HKFP
当然二人とも控訴しています。ただこの二人だけじゃなく、宣誓時に問題になった他の議員に関しても高等法院での判断を待っている状態で、今後他にも議員資格剥奪が続く可能性もあります。
判決内では全人代による法解釈が決め手ではないと書かれていたようですが、影響を受けたことは間違いなく。今回は政治面での介入ではありますが、香港の司法が判断を迷ったどんなケースでも、全人代(ひいては中国共産党)が容易に介入できる前例を作ってしまいました。香港の優位性、法治国家であり透明性のある司法を有している部分がなくなりつつあるということです。
これは今後香港でビジネスをする企業にも影響するわけで、香港撤退を選ぶ外資企業も出てくるかもしれません。大変残念な結果です。