12月11日に香港にて選舉委員會界別分組選舉が行われました。妻は投票権があったものの、沖縄旅行中で投票できず。期日外投票がないんですよね。残念。
その結果については以下の通り。
雨傘運動を通して、香港では行政長官が間接選挙で選ばれることを知った人は多いはず。行政長官選挙の投票資格を持つ「選挙委員」を選ぶ投票が11日に行われ、300名以上の当選を目標に掲げた民主派が325席を獲得。全部で1200名の選挙委員のうち約4分の1が民主派に(前回は約200名)。 pic.twitter.com/CNDd2uIFFF
— ズッキーニ@香港 (@Zuki_Zucchini) 2016年12月13日
香港の行政長官選挙は少し複雑なのですが、昨日は来年の行政長官選挙に投票する「選挙人」約1200人を各業界が選ぶ選挙でした。行政長官当選には過半数600票必要、当選阻止にはその過半数300必要、民主派は300議席以上獲得を目標とし、結果は325議席獲得! #香港 #hongkong pic.twitter.com/oRnpXhO9yu
— Rie(りえ)☂ (@japanavi) 2016年12月12日
雨傘運動で謳われていたのは「行政長官を選ぶための普通選挙の実施」。現在の香港基本法では、香港特別行政区の行政長官(行政府のトップ、日本で言うと総理大臣)は、1,200人の「選挙委員」によって選ばれる間接選挙制。日本も間接制ではありますが、直接普通選挙で選ばれた国会議員によって選ばれています。香港では立法会議員(日本の国会議員にあたる)とは別に選挙委員が選ばれます。またこの選挙委員は職能による業界毎に選ばれるため、特定の職種についている人だけが選挙権を持ちます。かなり制限された選挙制度なのです。
現行のこの制度下では親中派が強く、今回の制度でも本土派立法会議員2名を始めとした新人議員がやらかしたため、民主派は勢いを削がれた感があったのですが、それでも民主派が325席獲得という、大勝利状態。これは親中派も想定外だったと思います。
この選挙委員構成により来年行政長官選挙が行われます。はてさて、どうなることやら。