選舉委員會界別分組選舉結果

12月11日に香港にて選舉委員會界別分組選舉が行われました。妻は投票権があったものの、沖縄旅行中で投票できず。期日外投票がないんですよね。残念。

その結果については以下の通り。

雨傘運動で謳われていたのは「行政長官を選ぶための普通選挙の実施」。現在の香港基本法では、香港特別行政区の行政長官(行政府のトップ、日本で言うと総理大臣)は、1,200人の「選挙委員」によって選ばれる間接選挙制。日本も間接制ではありますが、直接普通選挙で選ばれた国会議員によって選ばれています。香港では立法会議員(日本の国会議員にあたる)とは別に選挙委員が選ばれます。またこの選挙委員は職能による業界毎に選ばれるため、特定の職種についている人だけが選挙権を持ちます。かなり制限された選挙制度なのです。

現行のこの制度下では親中派が強く、今回の制度でも本土派立法会議員2名を始めとした新人議員がやらかしたため、民主派は勢いを削がれた感があったのですが、それでも民主派が325席獲得という、大勝利状態。これは親中派も想定外だったと思います。

Record number of voters cast ballots for election committee of Hong Kong's next Chief Executive: Coconuts Hong Kong

Hong Kong tallies record turnout rate and record number of voters for Election Committee that picks city's next leader: South China Morning Post

この選挙委員構成により来年行政長官選挙が行われます。はてさて、どうなることやら。