『キカタン日記 無名の大部屋女優からAV女王に駆け上った内気な女の子のリアルストーリー』読了

キカタン、とは企画単体女優の略。AV好きな男性しか分からない言葉だと思います。僕も知りませんでした。単体女優に比べると格下、大部屋女優の一人という位置づけらしいです。

そんなところから、DMMアワード2014で最優秀女優賞プラチナを受賞し、AV女優の頂点に立った上原亜衣の自伝エッセイ集です。

内容は思ったより普通の女の子が、ちょっとしたきっかけでAVに出るようになったというところから、AVのお仕事について書かれているもの。AV業界への入り方のハードルの低さに驚くとともに、お仕事の内容がかなり赤裸々で、建前としてやってない事になっていることを実際やっていると書いていて、これって不味いんじゃないの昨今?と余計な心配をしたりしました。

ちなみに本書を香港の古本屋さんに売りに行ったら、「表紙にアダルトとか書かれているものはチェックに引っかかる可能性があるので受け取れない」と言われてしまいました。ヌード写真とかは一切無いんですけどね...表現の自由の幅が狭まっている気がします。