冤罪をテーマにした本小説。元裁判官の瀬木比呂志氏の本かと思うくらい、日本の裁判所・検察事情を非常によく反映した小説でした。
実の父の冤罪を証明するために動き回る主人公に、残酷な事実、そしてそれらを全て含めて主人公の為を思って隠してきた家族達。真実とはなにか、真実が本当に重要なのか、改めて考えさせられる作品です。
下村 敦史
KADOKAWA/角川書店 (2016-03-26)
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