徒然なるエッセイ

以前読んだ『共震』。その主人公宮沢賢一郎シリーズ第一弾が本作品。ということで遡って読んでみました。

中盤まで、その人となり、ルックスなどが浅見光彦そっくり。違いと言えば既に結婚しているというところ？全体として大きく違うのは浅見シリーズが旅情＋社会派ミステリですが、こちらは旅情＋経済犯罪に特化、というところでしょうか。

本作でも『共震』同様東北が舞台ですが、都市部から離れた地域での経済と人々の生活の苦しさを元に書かれていて、物語により深みが出ています。シリーズの他の巻も読んでみたいと思います。古い本のためKindle版が無いのが残念。