松任谷正隆と言えば、言わずと知れた松任谷由実の旦那さん。彼へのインタビューを基にした本書では、「ユーミン」という偶像を夫婦で創り上げてきたこと、そして彼自身のキャリアが吉田拓郎のデビューシングルから始まったこと等、1970年代から始まった彼の40年のキャリアを網羅していて、非常に面白いです。
読んでいて思ったのは、1990年代以降小室哲哉が音楽シーンでやってきたことのほとんどは既に1970年代以降に松任谷正隆が既に行っていて、でも個人の個性の違いからか、松任谷正隆は表舞台にはあまり出てこなかったので知られていなかったのだなぁと思いました。
父がユーミンが好きで車に乗るとよく「中央フリーウェイ」が流れていたなぁ、ということも本書で思い出した事の一つ。好きだった理由の一つはユーミンの実家が八王子の呉服屋で、親近感を持っていたようです。
僕の音楽キャリア全部話します: 1971/Takuro Yoshida―2016/Yumi Matsutoya
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松任谷 正隆
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