「何もしない」というリスク

四一歳の知人から、転職相談を受けた。

Facebookで流れていたこのblog。転職経験の無い41歳の男性知人からの相談ということです。僕の周りにこういう人は少ない(類は友を呼ぶ、というか自分と似たような価値観の人とのお付き合いの方が圧倒的に多いから)のですが、世間一般的にはこの男性のような考えの人の方が主流なのだと思います。

年齢から行くと、ぎりぎり同じ会社で定年までやり過ごし、年金生活に入れる可能性のある年代(30代以下はそういう昭和時代に設計されたシステムの恩恵にはあずかれないでしょう)。このような選択もありかもしれません。僕は逆にそのようなs社会人人生は難しかろうと、早めに見切りをつけてサバイバル能力を鍛えるために海外MBAを目指しました。

何もしなくて現状維持、というのも実はリスクなんですが、そのことにこの男性知人は気がついていないのか、目をつぶっているのか。blogの著者が指摘しているように会社の状況が良くなくて今後どうなるか分からないとか、他社による買収、もしくは部門毎レイオフなど、可能性としては十分にありうるのに、それらは全然検討に入れていない。その時点でかなりきびしいのではないかなと思いました。