『カーテンコール』読了

癌で亡くなられた川島なお美。本書を読む前からホメオパシー的なものにはまっていて適切な西洋医学の治療を受けなかった、という噂は聞いていました。

本書を読んでそれは納得。女優で有り続けるために、そういう方針で臨んだようです。その選択が良かったのかどうかは本人のみぞ知る、ではありますが、母を膵臓癌で亡くしている自分としては、西洋医学「以外」に頼れるモノは何でも頼りたい、という気持ちは痛いほど分かります。母もビタミン注射は受けてました。効果の程はわからなくても、後悔しないために。

読みながら母のことを思い出したのは、川島なお美も本書の中では非常に前向きで、治ると信じて生き抜いたから。癌の宣告を受けて平常心でいられる人なんていないと思いますが、それでも人と接する際には前向きに、治ると信じて生き抜いた人達はすごいなと思います。

カーテンコール
カーテンコール
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川島 なお美 鎧塚 俊彦
新潮社
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