『イノベーションのジレンマ―技術革新が巨大企業を滅ぼすとき (Harvard business school press)』で有名な経営学者である著者が、ハーバード・ビジネススクール(HBS)を卒業目前に控えた学生達に送った言葉を元に、理論を用いてどう人生を豊かに出来るのか、書き起こした本です。
著者自身がHBS卒業生であり、卒業後のクラスメート達を見ていると、世界最高峰のビジネススクールを出た彼等ですら、みんながみんな仕事や人生で成功しているわけではなく、堀の内側に落ちたり、結婚・離婚を繰り返すようなクラスメートもいたことから、学生に送る言葉を着想したようです。
HBSに限らず、高学歴であろうとなかろうと、必ずしも人生で成功を続けられるわけではなく。人生という航海で舵取りを上手く行う為の処方箋として、いくつかの理論を提示し、どう活かすのか、彼や彼の周りの人の事例を用いながら説明しています。理論といっても小難しいことを書いているわけではないので、万人にオススメの本です。
イノベーション・オブ・ライフ ハーバード・ビジネススクールを巣立つ君たちへ
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クレイトン・M・クリステンセン ジェームズ・アルワース カレン・ディロン
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