エドワード・スノーデンがNSAの機密ファイルを手渡す相手として選んだのが元弁護士で人権派ジャーナリストの著者。
本書ではスノーデンからのファーストコンタクトから香港で彼が姿を消すまで、そして託されたファイルが具体的にはどのような内容を含んでおり、それが米国民のみならず世界中に人々にとってどのような脅威になるのか、わかりやすく説いています。なぜ香港で会うことになったのかも、本書の中で触れられていて、納得。
驚くべきことに、オバマ政権下においてジャーナリズムへの弾圧が強まっていて、本件のため著者も米国入国した途端逮捕されるリスクが非常に高まったそう。
米国・英国ではジャーナリストが「第四の権力」としてしっかり政府をモニターしてるのかと思いきや、政府とズブズブのようで、どこの国もあまり変わらないのかと思いました。
暴露:スノーデンが私に託したファイル
posted with amazlet at 18.10.17
グレン・グリーンウォルド
新潮社
売り上げランキング: 98,859
新潮社
売り上げランキング: 98,859