大前研一による、人生の指針の立て方。しっかり計画的、戦略的に余暇を楽しむ人こそ、仕事も出来るのだ、と言わんばかりに書いています。
参考になる意見もありつつも、一点気になったのは読者を家庭を持つ男性に完全に限定していること。マーケティング的にはターゲットを絞っていて良いのかもしれませんが、2005年に発刊された本としては頂けない。なにがダメかというと、女性についての記述があくまでも専業主婦のことであり、本書のターゲットである男性がどう奥さんや家族と上手くやっていくか、という視点でのみ書かれているから。
その点を除けばサクッと読めてそれなりに得られるものものあるので、良い本だと思います。
