徒然なるエッセイ

AV女優などへのインタビュー本等を手がけてきた著者の最新作。

本作では、驚くほど普通の女性達がちょっとした躓きであったり、家庭環境から、貧困層へ転げ落ち、その先にAVや性風俗、そしてうつ病等など心身共にボロボロになっていった多くの女性達へのインタビューで成り立っています。

著者も書いていますが、自己責任の名の下、本人達が責めを負うような状況になっているものの、ここで上げられているケースではほぼその他の要因で貧困になっており、かつそれが国や行政の仕組みがいたらない、もしくはそうならざるを得ない仕組みのためである、と見做しています。

悲惨な人生ばかりで読んでいて非常に辛かったです。