数日前から主に広東語のニュースで、民主派による予備選の話が流れていました。なんだろう...と思っていたら、今年9月に予定されている立法會選挙に向けて民主派で予備選挙を行い、絞り込もうという主旨らしいです。
Did you know the 🇭🇰 Hong Kong Pro-Democracy Primary elections are this Saturday and Sunday 🤨?
— Vivek Mahbubani (@vivekmahbubani) July 9, 2020
Here's a 1.5min video explaining the 3 simple steps to know how to cast your vote!
Full details at https://t.co/hS2LGjpGkb#vote4hk #hkprimaries #hongkong #legco2020 pic.twitter.com/D0sFga2KTy
7月11日、12日の2日間、香港内200箇所ほどで投票を受け付けていました。これに対して、香港政府は国家安全法違反をちらつかせ、投票者を萎縮させようとしたり、投票システム開発を請け負った香港民意研究所を7月10日夜に警察がコンピュータ等を押収して妨害しようとしていました。
香港民意研究所(PORI)のトップであるRobert Chung博士は世界世論調査協会(WAPOR)のアジア代表も務める世論調査のエキスパートです。PORIはそのサイトを見てもわかるように、長年にわたって香港で高クオリティのデータを提供し続けてきました。今回のPORIに対する家宅捜索は民主派の予備選に対する(続
— Tetsuro Kobayashi (@tkobyashi) July 11, 2020
それにもかかわらず、17万人程度の参加を見込んでいた本予備選挙、61万人が投票を行ったということで、非常に驚きを持って受け止められています。僕も暑い最中投票に行きました。一緒につきあってくれた家族には感謝感謝です。
香港・民主派予備選 国安法盾に「威嚇」しても61万人が投票:毎日新聞
香港民主派の予備選、投票者数60万人に迫る-当局が警告する中で:Bloomberg
今回SNS上でも本件に触れなかったのは、まさにこの『国安法を盾に威嚇』されていたため。自分一人ならいいけど、投票促して家族や友人を巻き込むわけにはいかないと思い、誰にも声をかけませんでした。家族にも最初は一人で行ってくると言ったのですが、ついでに外でお昼ご飯食べることになったので、ついてきてくれた次第。
予備選挙にもかかわらず大いに威嚇してくるのは、それだけ中央政府が香港の民主化運動に神経尖らせている証拠ではありますが、やっぱり生きづらくなったなぁとは感じます。