今朝早く、蘋果日報(アップルディリー)を発行している壱伝媒の創業者、黎智英(ジミー・ライ)と親会社の幹部など計7人が、香港国家安全維持法(国安法)違反の容疑で逮捕されるという大事件がおきました。そして警察官200人余りが壱伝媒を捜索したとのこと。
蘋果日報は確かに反中メディアではありますが、メディアの創業者や経営陣を逮捕するというのは前代未聞の大ニュース。先進国ならあり得ない話です。
夕方までこの話題で持ちきりだったのですが、さらに追加の逮捕劇が!元香港衆志で、7月1日以降政治的な動きを抑えていた周庭(アグネス・チョウ)が自宅で逮捕されました。
香港紙創業者ら逮捕、国安法違反で 活動家の周庭氏も:日本経済新聞
黄之鋒じゃなくて周庭?というのが解せないのですが、どうも日本語での情報発信をになっているため、対日戦略の一環で見せしめ逮捕したのではないかという予測も。実際彼女が逮捕されてから日本のメディアもSNSも彼女の話題で黎智英の逮捕が吹き飛びました。それだけ日本側の窓口として重要だった、というか日本語流ちょうに操るのと見た目で日本のメディアがキャッチーだから使いやすく、彼女に依存しすぎていたと思います。
こうして日本のメディアが周庭のことを書けば書くほど余計に中国が神経尖らせるような気がしてなりません...。