20年ほど前に香港に研究目的で3年ほど住んでいた著者による、20年間の答え合わせ的な本。つまり香港返還時の約束事が、20年の間にどのような回答になったか、という視点で纏めてあります。
多くは他の日本人研究者の本に近い内容ではありますが、やや反政府的な色が見えています。また本書が発行されたのが2017年。本の終盤で2019年以降の香港を予感させるような、悲観的な予想が書かれていますが、本書以上に酷い状況に、今の著者の考えを聞きたいなと思いました。
徒然に語っていきます。2007年9月から2009年3月まで香港科技大学(HKUST)へMBA留学。2009年4月以降香港に定住しました。
20年ほど前に香港に研究目的で3年ほど住んでいた著者による、20年間の答え合わせ的な本。つまり香港返還時の約束事が、20年の間にどのような回答になったか、という視点で纏めてあります。
多くは他の日本人研究者の本に近い内容ではありますが、やや反政府的な色が見えています。また本書が発行されたのが2017年。本の終盤で2019年以降の香港を予感させるような、悲観的な予想が書かれていますが、本書以上に酷い状況に、今の著者の考えを聞きたいなと思いました。