『日本人がグローバル資本主義を生き抜くための経済学入門』読了

2011年発刊と結構古い本ですが、今後のお仕事でマクロ経済学が絡んでくるためちょっと読み始めてみました。

最終章を著者は最も書きたかったことなんだろうと思います。どれも合理的で、橘玲さんの考えに通ずるところもあるなと思いながら読んでいましたが、9年経っても日本の状況はここで書かれたことの1%も実施出来ていません。

筆者の提言全てが素晴らしいアイディアとは言いませんが、今の日本には小手先だけの修正ではもはやどうにもならないところに来ている、というのは20世紀末に既に判明していたはず。残念ながら日本の政治家・官僚は、大きな痛みを伴う抜本的改革を行う能力がない、と考えざるをえないのが残念...。