『東芝の悲劇』読了

最近も社長不信任だとかCVCに買収だとかきな臭い話が出てますが、改めて2017年に発刊された本書を読んでみました。

東芝の製品はほとんど使ったことがなかったのですが、経済界では名門企業と目されていて、歴代経営陣が名誉欲に駆られていたり内紛が多かったなんて話は知りませんでした。真面目に働いている社員がかわいそう。

あとがきなどでも著者が言い切っていますが、東芝の悲劇はすべてその器になかったのに経営を託された歴代経営陣を抱いてしまったことであり、彼らが戦犯であると。確かに本書を読んでいると、丹念な取材のもとに説得力ある記述が続いています。

さてこの先この名門企業はどうなっていくのか...。