『AVについて女子が知っておくべきすべてのこと』読了

本書は元AV女優の著者が、これからAVの世界に入ろうとする女性をターゲットに、自分の経験や直接見聞きした話を元に、業界に入るべきか否か適切な判断を下せるよう素材を提供している本です。

青学卒、TOEIC満点、スポーツ新聞記者を経験した後AV女優になったという経歴に注目して読んでみました。そもそもそんな遅咲きでも人気が出る物なのね(本書を知るまで著者について全く知らず)と思いながら読み始めましたが、本書の冒頭で似たような経歴の鈴木凉美さんにも触れていたりしました。

本書で一番驚いたのは実は著者の新卒初年度の税込み年収が420万円超だったということ。僕の新卒初年度よりも高く、高学歴の記者ならではだなぁと思うのと同時に、(AV出演でそれ以上に稼げたとはいえ)お金が目的で決断した感じではないなと理解。その辺りは本書で何度も触れています。

ものすごく文字数が多い本で、面白く業界のことを知る事が出来ましたが、果たして本書がターゲットとしている若い女性たちが、この本を読み切れるのか...多分無理では?と思ってしまいました。1/3位の文量にしないと、読んでくれなさそう...そのくらい情報過多です。