東京の貧困層に当たる人々15人にインタビューを行った本です。
中村淳彦氏の著書と比べると、インタビューを受けた人々が、貧困層に堕ちるべくして堕ちたというより、まだ抜け出す方法はいくらでもあったのでは?と思わざるを得ないのが正直なところ。
例えば新卒就活時、20社全滅とかいう人もいましたが、僕は100社受けて、最初に内定出たとこで決めましたし、昨年の転職活動では149社受けてます。もうちょっと頑張れよ、と思う人々が多い内容でした。
例外は最終章の著者自身の経歴。こういう状況で育った人はセーフティネットが必要だな、筆者のように抜け出せたのは奇跡に近いなとは思います。