『JAL 虚構の再生』読了

日本航空の放漫経営の末破綻した事件について深掘りして書かれた本書。

民間企業とはいえない半官半民企業で責任の所在が曖昧なまま場当たり的な施策を繰り返した、という感じがします。企業再生に関しても政治家や官僚が絡んできて二転三転していたとは、全然知りませんでした。

ちなみにこの破綻の影響で海外にあったJALグループ子会社も整理対象となり、僕が以前働いていた在港日系IT企業が受け皿の一つとなったのでした。

余談ですがこの事業譲渡の話、僕の勤務先は多分数あわせでお声掛け頂いただけで、本命は他に有ったのだろうと思います。しかし話を聞いた瞬間これはものすごい良いディールだと思い、僕が現法社長を動かして全力で取りに行ったため、当時の勤務先に決まったのでした。おかげで売上も従業員数も倍になり、その後の事業展開で色々面白いことが出来たのでした。