就社が続く日本社会

ちらっと見かけた調査で、日本人の平均転職回数が1.8回という数字がありました。どこまで信憑性があるのか、またこの数字は増えているのか減っているのかも、これだけでは読み取れませんが...。

先週聞いた、古巣でお世話になった上司、先輩方や同期の話で、ざっくり80%以上が今もまだ同じ会社で働いているようです。僕は一つの会社で新卒から定年まで働き続けるキャリアが唯一絶対だとは思わなかったので飛び出していますが、そういう人間は一握り、という事なのかも知れません。

一昨日書いたように、古巣の一つでは首切りが行われたりしていますが、日本の労使慣習としてまだまだドラスティックなやり方はなじまず、みんなで痛みを分かち合いながら(=昇給昇進はほどほどに)一緒に頑張りましょう、というやり方なのでしょう。雇用の流動性が高まらないわけですが、日本には日本のやり方がある、というのは確かにそうだとは思います。

同じ会社の中でも全然別の職種や役割を定期異動で与えられることも少なくなく、同じ会社の中でも実質転職があり、その中で自分のスキル、能力にマッチする居場所を見つけていくのかもしれません。