Dellの創業者、Michael Dellによる2冊目の自伝。
1冊目は読んでいなかったのですが、本作では2013年に行われた株式非公開化のお話から始まり、途中途中に自身の幼少時や操業時の話をエピソードとして盛り込んでいます。日本語訳がまだ出ていなかったので原書で読了。
本書の半分を非公開化に伴う話だったのに、2018年に再公開した際の話はあっさり数ページ。まだ書けない話なのがあるのかもしれません。
IT業界の大物の多くは(比較的若かったり企業勤め経験が少ないからか)口が悪かったりして色々話題を振りまく人が多い気がするのですが、著者はあまり発言が大きく取り上げられることもなく。本人の資質なのか、テキサスを本社とする企業風土なのか、と思っていましたが、そのどちらでもあるようです。非常に面白く読めた本ですが、IT業界以外の人以外にはつまらないかも(だから日本語訳が出ない?!)。