本書は『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』のモデルになった著者が、自分自身で過去を振り返りつつ、今コロンビア大学教育大学院で学んでいる理由を纏めています。
坪田さんがビリギャル本を出したとき、ビリギャルが受験してから相当経っていて、なんでそんな時間差があったのだろう?とは思っていたのですが、本書を読むとその理由が坪田さんとビリギャルのお母さんとのやりとりで、最初は軽い気持ちで当時の事を書いてネットに投稿したら火がついた、との話でした。なるほど~。
大学入学後、ビリギャルがどういう人生を送っていたのかも触れられています。ビリギャル本で書かれていたようなドラマティックな話はなく、普通の生活をしていたところ、ビリギャル本のおかげで全国各地に講演に呼ばれるようになり、教育に興味関心が移り日本で大学院に行った上、さらに米国留学。
再度高いハードルにチャレンジし、今もなお学び続けているビリギャル、すごいなと思いながら読みました。