姫川玲子シリーズ、前作以上にお国に関わるネタをぶっ込んできました。
本作では北朝鮮による日本人拉致が背景にあります。僕は富山に住んでいた頃、日本海から数キロという場所に住んでいましたが、当時大人からは「夜の海は行くな、人さらいがでっから」と言われて育ったのです。1970-80年代の話ですが、当時はまだ北朝鮮による国家犯罪という事は出ておらず。夜遊びしないように子供を脅かしてるだけだろう、と当時は思っていましたが...。
そんな環境で育ったため、身近で拉致された人はいなくても本書は読んでて堪えました...。