既に書いたように、7月15日から7月24日まで、富山県入善町にて移住体験をしてきました。
春先から既に夏休みプランを考えていて、当初は2年しかいなかったけど東京都中央区の母校に7歳児を入れようと動いていたのですが、残念ながら4月末の時点で「居住者のみ受入可能」という方針に変わったことを中央区役所から知らされ、計画変更。そのあたりのことはこちらに纏めてます。
3週間日本に行くことは確定していたので、子供が体験入学している間はワーケーションにして有給使い切らないようにしよう...と思っていたので、東京近辺で引き続き探し、川崎、横浜と確認していったのですが、手頃なホテル近辺の小学校はどこもダメで。その間に6月にも1週間行けそうだということで、茅ヶ崎小学校に体験入学1回目をしてきたのでした。
引き続き7月分も探していたのですが、5月の連休前後にNHKの記事で入善町がこの4月から『保育所・学校体験ステイ事業』を始めたと知りました。しかしその時点で入善町の公式ウェブサイトには通常の移住体験しかなく、電話で連絡。そこから、我が家をステイ事業受入第一号にして頂いたのでした。
体験中は町保有の移住体験住宅を無償でお借り出来たので、宿泊費が大幅圧縮出来たのは嬉しい誤算でした。また入善小学校に隣接しているにゅうぜん保育所にて、3歳児も預かって貰えたのも、今回の学校体験で我が家には貴重なポイント。昨年までは二人とも同じ幼稚園に行けたので、保育園留学を利用しましたが、今年からそれが出来ず。他にもポケマル親子地方留学も検討しましたが、2人の学齢が違う子供が参加というのが中々難しく。
結果、2人とも毎日楽しく学校に通っていて、迎えに行ったときも毎日楽しかった、あれしたこれしたと教えてくれて、入善町を選んで良かったと思いました。僕の子供の頃の話も子供達に伝えられたし。
我が家が入善町のこの新事業第一号参加世帯ということで、登園初日にはメディアの取材もあり、それが新聞に載ったおかげで親族や旧友も見てくれました。親族は喜んでくれた(ネット見ないから新聞大事)ので、載せてもらって良かったです。
良いことばかりではもちろんなく、いくつかぜひ改善してほしいこともあり、最後に書いておきます。
- 移住住宅について 直前に移住体験のサイトを最終確認したところ、寝具はレンタル制とあり、慌ててメールで役場のご担当者に連絡して手配しました。実際には他の施設で利用している布団一式をこの体験住宅に持ってくるので、無料ではあるのですが、移住体験に来て寝具がないというのはちょっとおかしいと思うので、最初から用意しておいてほしいです。
- 宣伝について NHKの記事にはあったのに、それから1ヶ月以上経ってようやく入善町の公式ウェブサイトにも保育所・学校体験ステイが出るようになりました。僕のように元町民なら電話かけて聞いてみようと思うのでしょうが、そうでなければ諦めて他の市町村で移住体験を探すと思います。これはもったいない!メディア向けにプレスリリース出したのであれば、その時点で町のサイトにも詳細載せないと。
- 移住体験中について 我が家が香港在住ですぐに移住の可能性が低いと見込まれたのか、元町民だから不要と思われたのか、移住体験中に他の移住者達や地元民との関わりを促すようなイベントがありませんでした。期待していたわけではない(というか地元の友達や親族の所には自分で顔出したし)のですが、これが移住体験事業のスタンダードであるなら、変えた方がいいのでは?と思いました。移住体験の先輩方の話を伺うとか、地元の人々が移住希望者にどう思うのかなど、話す場が合った方が、入善町に合う方の移住を後押しすると思います。
また今時都会から移住体験に来る人々は普段はベッドで寝ていると思うので、布団というのはなんとも寝心地が...都会人のわがままかもしれませんが、ここはベッドを4人分+それより多い人数の場合は布団をひく、というのを提案したいです。
また今後もっと体験者の母数を増やさないと実際の移住者は増えないはずなので、そのために我が家を宣伝材料に使って頂いて結構ですよとお伝えしていました。体験入学初日の取材に来ていたのは殆どが新聞社のようでしたが、これだけだともったいない!オンラインメディアを呼んでも入善町まではなかなか来ないかもしれないけど、それこそZoomとか使って取材を配信するとか、それが難しければ移住体験の様子をSNSで発信するとか、ネットをもっと活用しないと、地方移住を考え、また町も期待するであろう働き盛りの20-40代くらいの家族へのアピールが足りないと思います。