『破·地獄』観ました。

黃子華(ダヨ・ウォン)、許冠文(マイケル・ホイ)主演、その他に衛詩雅(ミシェル・ワイ)、朱栢康、周家怡、秦沛、金燕玲、白只、梁雍婷(レイチェル・リョン)、鍾雪瑩等出演。陳茂賢監督作品です。

陳茂賢監督と衛詩雅、朱栢康の3人はヒット作『不日成婚』、『不日成婚2』でも一緒にお仕事されています。ラブコメから一点、シリアスな香港の伝統行事及び家族の繋がりをテーマにした本作で、振り幅の広さにビックリ。

こんなシリアスな映画が、1億香港ドル突破となり、香港電影興行収入第1位を狙う状況。ちなみに1位と5位が同じく黃子華主演の『毒舌大狀』と『飯戲攻心』。還暦過ぎてから引っ張りだこの名優となってます。

物語は香港の葬儀習慣、道教の「破・地獄」という儀式を執り行う老道士を巡るお話。死者をきちんんと送ってあげないと殭屍、キョンシーになる、というのが1980年代のキョンシー映画なのですが、本作品ではその送り人である道士を許冠文が演じています。本作で死者のエンバーミングするシーンもありますが、まさに『おくりびと』を思い出しました。

父親との拗れた関係を上手く演じた衛詩雅は、綺麗なお姉さん的なロマコメ演技から完全脱却、という感じでした。梁雍婷や鍾雪瑩も良かった!

2時間超の長尺ですが、最後まで没入して観れました。

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