ちょうど1年前の1月初旬、新年一発目の上司とのミーティングで「日本オフィス立ち上げを決めてカントリーマネージャを採用した。ついてはキミは今年いっぱいのみ、頑張ってもらう」と、事実上のクビ宣言が!
新年早々きつい状況に。ちなみに2023年の僕の売上結果は目標値をかなり上回ってたんですけど。
僕の想定よりも早く、日本ビジネスが育ってきたので日本オフィス立ち上げる話になり、日本向けのリソースは日本国内に統合するということで、皮肉なことに自分のもたらした結果により自分のポジションが無くなってしまうことになりました。
会社の方向性として日本オフィス及び国内で人を雇用、というのは賛成なので仕方がないのですが、自分がこれまで通り香港から日本市場担当出来ないというのは、非常に残念です。
その話が出た当日から転職活動開始するも、なかなか良いお話がないまま、夏に。夏休み前に上司と改めて話をしたら「君のポジションについては役割を若干変えることにするので、ポジション無くなる話は忘れてくれ」と言われ、ホッと一息。
この時思ったのは、過去僕の出した結果は悪くなかったけど、他の日本人に変えたらもっと良くなると考えたのかな、ということ。社内で日本担当は僕一人で、これまで僕の成果の比較対象が無かったため、成果の良し悪しの判断が出来ないまま、別の日本人を採用してみた結果、僕のパフォーマンス意外に(?)悪くない、と思ってくれたのでは無いかと思います。
但しそこで油断したのが悪かったです。
この会話の直後、大株主の意向で経営陣が大入替。その新経営陣による社内レビュー期間を経て、マネジメントレベルで各国リストラ決定、香港での僕のポジションはクローズ、と言われたのが11月末!!
この時点で、一応2社とお話が進んでいまして、1社は仏企業。但し正式クビ宣告受けた直後にやはり日本国内で雇用したいとのことで通らず。残り1社は中国企業で、口頭オファー出るも正式なレターが中々出てこず、心安まる日が来ない日々。
正式なレターを待つ間にプランBとして引き続きあちこち応募した結果、12月初旬に応募、1月初旬に正式オファーというスピード対応をしてくれたグローバル企業にて、働くことに決めました。
中国企業のほうが実は役割やパッケージも魅力的で、直近1年間で成功するビジョンも見えてました。但し最低6ヶ月は日本住まいして欲しいという条件があり、最後の最後まで悩んで、そのような条件が無かった、グローバル企業を選ぶことになりました。子供がまだ小さいし、家族との時間を最優先した形です。
今回はある程度絞り込んで応募したので、件数としては約1年間で38件応募、最終面接までいったのが4社、正式オファーを頂いたのが2社。前回2020年時の就活よりは改善された結果ではありますが、決まるまで長かったのと、決まりそうで決まらなかった企業が2社あったので、心乱れることが多くて疲れました。
また今回はオファー頂いた両社とも、エージェント/ヘッドハンター経由ではなく、自社採用案件だったのが、前回とは異なりました。ヘッドハンターとも多数お話したんですけどね。
前回纏めた中に記載していた以下2点、中国企業が1を満たす感じで、グローバル企業は中小じゃ無いですが2に近い感じでした。とても有り難いお話を両社から頂いていて、本当に悩ましい選択でした。実際オファー締切当日23時まで悩んだので...。
- 次の会社ではこれまで以上に営業成績を上げ、自分の下にチームを作って部下の管理をする経験を再度積み直す必要あり
- 日本市場に進出したい中小規模の外資系企業は10-20年後もニッチながら存在しそうで、今と同じ程度の待遇であれば仕事は常に見つかりそう
ということで、本日が現職の最終出社(明日から春節で祝日のため)。4年間、がんばりました。お客様含めた関係者各位、ありがとうございました。
この職場で香港からまだまだやれることあると思っていたので志半ばなのが正直なところですが、仕方がありません。気持ちを切替え、2月中旬から新天地で頑張ります。