『日本社会のしくみ 雇用・教育・福祉の歴史社会学』読了

新書だけど、かなりのボリュームで、読み応えがありました。

終身雇用とか新卒一括採用とか、今の日本の雇用問題というのが長い歴史があるように思いますが、それを明治期から説き起こしたり、諸外国のしくみと見比べたりして、その正当性や合理性を分析しています。

一概に日本のしくみを批判しているわけではなく、日本人のその時々の世相が反映されて進化した結果、という理解で、非常に興味深い考察でした。