『チョンキンマンション 世界の真ん中にあるゲットーの人類学』読了

2009年頃英語版が発刊され、コロナ禍中に日本語版として出た本書。

元調査時点から16、7年経っていて、状況も変わっていることも多いでしょうが、チョンキンマンションの特異性を分析している好著です。

築年数の古いし、そう遠くないうちに再開発されるかもしれませんが、その時には本書が指摘する、この場が繋ぐ「低価格のグローバリゼーション」は消えてなくなるでしょうね。