【130】愛すべき007

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こちらに来るとき、先輩の女性から「007 Die Another Day」のDVDを頂きました。ところがこのDVD、リージョンコードの関係でこっちのプレイヤーでは見れないという・・・、まぁパソコンで見れるから問題ないのですが。グローバルな時代に逆行する、ほんとに困った仕組みです・・・。

それはさておき、筆者は007大好き人間なのです。スパイ映画好きなのではなく、娯楽映画好きなのです。その非現実性と洗練されたマンネリズムから、筆者はしばしばこの勧善懲悪痛快娯楽活劇を「英国版水戸黄門」と表現します。そういえば同一のシリーズで、これだけ長年制作され続けている映画も珍しいですね。007映画は、初めての人が見てすぐに楽しめる娯楽性はもちろんのこと、ヘビーなファンにも楽しめる奥の深さをも包含しており、これが長年にわたって愛され続けている理由なのだと思います。

例えば前述したDie Another Day、制作プロダクションの違う2作品(カジノロワイヤル、ネバーセイネバーアゲイン)を除くと第20作となるこの作品、ジェームス・ボンド(5代目ピアース・ブロスナン)がキューバの海岸(実は南スペインでロケしたらしい)でボンドガール(ハル・ベリー)と出会う場面があるのですが、ここで「自分は鳥類学者」だと自己紹介しています。ファンとしてはここでおおっ!となるわけです。というのも、007シリーズの原作を書いたイアン・フレミングは、自身の書庫にあった鳥類学の本の著者名から「ジェームス・ボンド」という、ごく普通なイギリス人名を取ったとされているからです。このように007映画には、イギリスを知る人間、そして007を知る人間をして「なるほど」と言わしめる、「隠し技」的なものが至る所にちりばめられています。

それにしてもピアース・ブロスナン、かっこいいっすねぇ。来年公開予定の第21作には出演しないという説が有力だったのですが、本人からは否定する発言も出ているようで。個人的には是非彼のジェームス・ボンドをもう一度見てみたいです。

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このページは、もりもりが2004年9月12日 23:01に書いた記事です。

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